1.大きさだけでは必ずしも手術は必要ではありません。
・年に4~5回以上、高熱を伴う急性扁桃炎を繰り返す場合
・いびきがひどく夜に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群の原因になっている場合
・病巣感染といって他の病気(皮膚病、腎臓病、心臓病)の原因になっている場合
などが手術の対象となります。
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2.3歳以下の子供は、体の免疫能力がまだ未熟で耳管(鼻の奥で耳とつながる管)が太く短く、鼻やのどからの炎症が波及しがちです。
そのため鼻風邪が長引くと、中耳炎になりやすいのです。予防策として…
(1)風邪で鼻水が出たらこまめに鼻かみをすることです。
片方の鼻をおさえて一方づつ順番に鼻がかめるように練習しましょう。
いきおいよくかんだり、両方の鼻をおさえていっぺんにかんだりすると、鼻の細菌が逆流して中耳に入り、逆に中耳炎の原因となりますので注意して下さい。
(2)黄色い鼻水が3日以上続くときは、早めに耳鼻科を受診すること。
とくに以前中耳炎をおこしたことがあれば必ず耳鼻科を受診するようにしましょう。
(3)規則正しい生括を送り、好き嫌いせずに何でも食べて、体の調子をととのえて、カゼをひかないようにしましょう。
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3.5分~10分で止血している場合は心配ありません。もし、20~30分以上止まらない場合は、血液の病気の可能性がありますので、一度耳鼻咽喉科で精密検査を受けられてください。
繰り返し出血する場合は、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎など、鼻の病気が原因である場合がありますので、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
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4.一般には、耳に水が入ると中耳炎をおこすと思われているようですが、実際は風邪が長引いて起こることがほとんどです。
違和感がある場合は、あまり耳を触らないようにして(触りすぎると外耳炎になります)少し様子をみてください。
症状が続く場合は、耳垢がふやけている場合があるので診察を受けてください。
また、慢性中耳炎(鼓膜に穴のあいている)の方は、汚い水が耳の奥に入ると化膿しやすいので速やかに診察を受けてください。
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5.鼻・ノドに症状がでた場合、耳鼻咽喉科で治療を受けられるのがよいでしょう。耳鼻咽喉科であれば、局所の処置、ネブライザーの吸入など患部を直接治療できます。風邪から中耳炎や副鼻腔炎を引き起こす場合もあるので、むしろ耳鼻咽喉科で治療を受けられたほうがいいでしょう。
一方で、ひどい咳や高熱が続く場合、腹痛や下痢などの症状がひどい場合は内科や小児科に受診されることをお勧めいたします。他科の受診が必要な場合は当院が責任を持って紹介いたします。
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